亜甲中玄の神秘
人類の始まる前より、さらに地球が誕生、さらには、現宇宙が始まる前より「亜甲中玄」は存在したもう。この理力は全宇宙の運行を統轄、その叡智は全宇宙の摂理を把握している。無機でもないし有機でもない。それらを超越されたる存在である。科学的観点から見て、限りなくつきとめると限りなくその「無機」から脱するに近づくであろう。また、宗教的観点から見れば、限りなくその「有機」から脱するに近づくであろう。そして、「亜甲中玄」の存在が見えてくる。しかし、これは論議にあたわず。唯々、漠然と感じるだけである。
大自然の動植物がそうであるように、われわれ人類もかつては、その理力、叡智の中で躍起し力強く生きていた。しかし、今はもろいものである。お金がなくなると死に、物がなくなると創造できず、悩みの縁に立ち病に陥る。これ、理力でなく、単なる知力に頼り。叡智でなく、単なる英知に頼っている代償でもある。
人は学識に耽溺し、小知小我に驕れりて故にこの世は甚だ乱れ、人心は大いに悩めり。この混沌たる世に今、この「亜甲中玄」の理力、叡智により、躍起満ち実践智力あふれる人生にと、切に願う。
尊無上亜甲中玄 玄上